乳癌(その3)

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自然の味に魅せられて―体がきれいになっていく―

患者さんの体験談

 今回お話をお伺いしたAん(女性・51歳・高知県在住)は、半世紀にわたって肉乳食やインスタント食品を毎日のようにお摂りになられ、日々疲れる体に疑問を抱かれていました。
 50歳時の病院での精密検査の結果、乳癌と判明。
 父親が「森下自然医学会会員」ということもあって、食事療法の内容は把握されてはいましたが、大好きだった食べ物を止めることを実践できるかどうか迷われて、抗癌剤治療も一時は考えられました。
 しかし運命を変えたのが、両親の一言でした。
 「体質を変えないと、抗癌剤で治しても再発するよ」
 この言葉で、体質改善を決意。
 母親が玄米弁当を作り、父親が無農薬野菜を栽培する…などのご両親の協力もあり、難無く食事療法を始めることができたそうです。
 経時的に、疲れない体になられ、また何よりも自然の味の素晴らしさを感じとられました。
 体の浄血・浄身を図りながら消癌することを楽しみに、毎回、当クリニックにいらっしゃっています。

院長の所見

診療(2008年2月23日)
■ 内臓機能検査
自律神経の働きが不安定。神経的に胃腸の働きが変化しやすい。消化管の中では胃の働きが落ちている。小腸と大腸の一部にも少し負担がかかっている。血液の循環の状態、肺の働きが鈍い。腹部臓器、特に肝臓、腎臓の働きが少し低迷している。
■ 血液の性状
尿素窒素、腎臓の数値がまだ少し高い。この数値は、通常、寒さの影響で上がり易いのですが、前回より下がってきているということは、腎臓が寒さのストレスをあまり受けていないということです。肝臓の数値も同様に下がってきています。ご本人の感覚としては、寒いとおっしゃられていますが、掌温は35℃くらい出ています。ですから、体温はそれより1℃高いので36℃くらいはありますよ。肝臓と腎臓はケロッとしている感じですね。
■ 生体氣能及び血液生態
 毛髪氣能検査では、自律神経が不安定で小腸だけがマイナスになっています。その他の内臓機能はほとんど正常です。
 とりわけ消化管は全体的にプラスになっており、前回より大幅に状態は好転しています。その他の項目も全体的に良くなっています。
 抗癌力すなわち癌を治す力については、癌が発症した数年前では癌の数値が「マイナス7」であればリンパは「マイナス8」ぐらいの数値でした。しかし現在は、癌のマイナス7が「マイナス1」になり、リンパのマイナス8が「プラス1」に変わってきているため、癌は枯れ始めていると言ってよろしいでしょう。
 穀類ですが、玄米、丸麦、鳩麦、粟、稗、黒豆、小豆、大豆、蕎麦は全部合っています。玄米以外に粟、小豆が特にご本人の体質好みの穀物です。
 血液生態検査ですが、数は少ないけれどかなり大きな毒素が出てきています。ボンパ血管、肺からの公害毒素が出ています。食品添加物も見られます。

Aさん 肝臓検査の数値が下がってきたことはいいことなんですか。

院長 前回、肝臓に毒素がかなり溜まっていたのですが、体外へ抜けてきました。肝臓がきれいになってきた…ということです。

Aさん 他に、2ヶ月くらい前から寝汗が出ることがあるのですが。

院長それはそれで結構です。順調に毒素が体外に出せないとき、その対策の一つとして寝汗というかたちで毒素を出してくれているのです。

Aさん それに、右脇のリンパ腺にしこりがあります。

院長それもいいことです。体の毒素がどんどん動き出したことと寝汗の関係もあります。それで、肝臓の数値は下がってきているのです。寝汗が続いたおかげで毒素が減少し、肝臓に停滞する毒素の量も半減しました。

Aさん 最近、食べ過ぎる傾向がありまして。

院長それは、だいぶ毒素が抜けたからでしょう(笑)。

Aさん しかも副食を摂り過ぎてしまうんです。玄米だと噛むのに時間がかかるので(笑)。

院長主食的な副食に切り替える―という方法がありますよね。

Aさん お蕎麦とか玄米もちは時々食べます。

院長そうです。他に芋類、豆類などを選択されて摂っていただくということは非常にいいことです。

Aさん 自分から外食はしないんですけど、会社での宴会の機会があったときに、今までは玄米弁当を持ちこんでいたんですけど、やはり今後も続けたほうがよろしいでしょうか。

院長外食事には、例えば、事前にあるいは召し上がられた後でも結構ですが、毒消しの「陽祿燦」を摂られるとか、食前、食後にしっかり強化食品をお摂りになられるなどの対応をされることですね。
 あとは、こちらでの診療時に血液生態検査を受けること。一週間ほど前に召し上がられたものが毒素として出てきているかどうかをチェックするという実験は賢明だと思いますよね。4、5日前に食べたものがきちんと溶毒してきていることが判れば、少々悪いものが入っても大丈夫な体になってきている―ということが言えるわけです。

Aさん たまに焼酎をいただく機会があるのですが、大丈夫ですか。本当はビールが好きなんですけど。

院長焼酎はいいです。日本酒、ワインには防腐剤が入っていますから。ビールは体を冷やしますから、夏場に限定されたほうがいいです。

Aさん ありがとうございました。

インタビュー

ご両親が食事療法を実践されていたおかげで

――食事療法を始められて1年を過ぎましたが、いかがですか。

Aさん 食事療法を始めるにあたって、まったく不安はありませんでした。森下先生は「大丈夫、大丈夫」って言って下さるので。
 あと、以前に父がこちらにお世話になっていて、大体どういったものなのか分かっていましたから。それに、近所で子宮癌の方がいて、食事療法を始めてから1年できれいに癌が消えたことも知っていましたし―。
 食事療法を始めると、どんどん体重が落ちていって疲れなくなりました。以前は掃除しただけでもしんどかったりして、更年期だからだと思ったりもしましたけど、今から考えると体に病氣があったからだと思います。
 運動はバトミントンをしていますが、夏場でも全然疲れません。

――内臓にパワーがついてきたのですね。

Aさん そうだと思います。以前は、夏場に運動した後は、水をたくさん飲まずにいられなかったのですが、食事療法を始めてからはそれほど喉は渇きません。

――発病時、自覚症状はありましたか。

Aさん 特になかったですね。ただ、疲れやすいということはありました。
 病院の精密検査で癌と判り、医者は抗癌剤を半年やって、その後の経過をみましょうということでした。
 そして、私も最初はその通りにしようと思いました。好きな食べものを止めて食事療法をするなんて、逆にストレスになってしまうのではないかと考え、西洋医学で治療をしようと思っていました。父も食事療法を無理に薦めてきませんでした。
 ただ、両親が言ってくれたことは、“化学療法で一時的に治療しても、体質を変えないとまた再発するかもしれない”ということです。
 それでこの機会に体質改善をしてみようと思ったのです。

――良かったですね。ご両親がよくご理解されている方で。病氣を治すためには体質改善以外に方法はないわけですから。
 大好きだった食べものを急に切り替えることはできましたか。

Aさん はい、意外にできましたね。食事療法で治すんだと決めたら、氣持ちのスイッチが完全に入れ替わったのでストレスにはなりませんでした。
 それよりも、母が工夫して自然の素材を生かして料理を作ってくれるので、「自然の味ってこんなにおいしいんだ」ということに氣づかされました。今までの砂糖や調味料などの味付けを止めました。
 あと、家では無農薬の野菜を父が作ったりもしているので、採れたてのものを食べることもできます。
 父は癌ではなかったのですが、胃腸の調子がいつも悪く、どこの病院に行っても治らないと言われ、本で玄米菜食がいいと書かれてあったのを見て自分なりに試行錯誤をして実践したみたいです。

――お父様も病院に行かなかったからこそ今でもお元氣でいられるわけですね。

Aさん そうですね。玄米菜食を始めたので森下先生を知ることができ、自然医学の世界に入っていくようになりました。

――お仕事は営業職ということなので、食事療法はなかなか難しいのではないでしょうか。

Aさん 今は1日2食でやっており、昼は玄米弁当を家から持って行っています。
 出張時には玄米おにぎりを持って行きます。出先で普通の弁当が出たときには、なるべく変なものには手をつけないようにしています。そして、陽祿燦を飲んだりしますね。あと、近くに自然食の店があるので、おかずに砂糖とか使わない玄米弁当を頼んだりして助かっています。
 夜は家で母がおいしく自然食料理を作ってくれます。どうしても甘みを煮物に付けたい場合は、オリゴ糖などを少し入れて調理してくれますね。味噌も梅干も漬物も自家製です。

体がきれいになっていく

――乳癌になられた原因は何だと思われますか。

Aさん それは、大の肉好きだったからだと思います。ほとんど毎日、肉を食べていて、肉がない日がないくらいでした。外食も多かったし、添加物の入っているもの、例えばインスタントラーメンやアイスクリームなどをおなかいっぱいになるまで毎日のように食べてきました。中学生や高校生の男子学生が食べるような脂っこいものばかり摂っていたので、かなり太っていました。親にもそのうち病氣になるよと言われていました。

――そう言えば、体脂肪もかなり落ちましたね。

Aさん 半分くらい落ちました。体重も10 kg減りました。
 周りの人からは心配されて、食事療法なんか止めなさいと言われました。でも、体は逆に疲れなくなり楽になりました。

――間食の内容も切り替えられたのですね。

Aさん まったくお菓子類を食べられないのも残念なので、こちらの玄米せんべいやナッツ類を食べたりはします。
 でも近所の子宮癌が完璧に消えた方は、一年間は玄米と味噌汁と漬物の基本食だけで徹底したらしいです。森下先生はその方に、味噌汁に具もなるべく入れないようにという指導をされたこともあったので。
 それに比べて、私には「たまには小魚も食べてもいい、お酒も飲んでもいい」とか言われるので。

――病状の度合いによって食事指導も異なります。やはり、末期で重症の方は基本食で徹底されるのが一番ですよ。ですから、そういう意味では池さんの癌は、比較的軽度のものと捉えてよろしいのではないでしょうか。

Aさん せっかく食事療法をしているから基本的には外食をしないようにしているんですけど、たまにマクロビオティックのレストランで食事をします。本当に味付けがおいしくて、砂糖も使わない自然の味でこんなにもたくさんのメニューがあるなんてすごいと思って、十分満足しています。

――自然の味で満たされるということは、それだけ体がきれいになってきた証拠ですね。もう以前と違って肉類などを摂りたいという氣持ちにはなられないのではないでしょうか。

Aさん そうですね。癌が治ってからも玄米食でやっていこうと思います。たまに、白米もおいしそうと思うときはありますが(笑)。
 以前みたいに毎日でなくてはいいので、お肉もたまには食べたいと思うときもあります。

――それは、体が欲しているわけではないのでしょうね。頭が望んでいるだけなのでは。

Aさん やっぱりむかし食べた味を覚えているからでしょうね。だから、みんなが食べているのを見て、ただ「おいしそうだね」と思うぐらいで自分だけ食べられないというストレスはまったくないです。好奇心みたいなもので、頭で考えているだけなんでしょうね。
 食事療法を始めて3ヶ月くらいで肉類などは受けつけなくなりました。

――体が本物に近づいてきているということでしょうね。そういう体になったらしめたものですよ。肉を食べたいという異常な食欲がなくなれば、みんなが食べているところを見てもストレスにはならないし、また病氣にもならなくて済むわけですから。
 従って、一般の人が肉食しつつ平氣でいられるのは、体に毒素が溜まり過ぎて正常な感覚が麻痺している―ということなので、いいことではないのです。結局、その代償としていずれ癌などの病氣になるわけですから。

Aさん はい、私の体も変わってきたんだなあと思うようになりました。だから、こちらに来るのが毎回楽しみです。
 森下先生は「治ります!」と断言して下さるので、安心して自分の体を任せられます。先生を信じれば良くなると思っているので、不安はありません。

――今後も、引き続き玄米菜食をおいしく召し上がられて下さい。
 本日は、遠いところ時間をとらせていただきありがとうございました。