卵巣癌(その4)

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自然医食のおかげで、身も心もきれいに―野菜を自分で作りたい―

患者さんの体験談

 今回お伺いしたAさん(58歳・神奈川県在住)は、平成16年、卵巣癌で手術・抗癌剤の治療を受けられましたが、身体の限界を感じとられ、食事療法をすることを決意されました。

 徹底した自然医食を実践されてから約2年間。排毒が促進されて身体が楽になっていくことを体感され、氣持ちの面でも前向きに―。病氣になったおかげで、食べられる・動けるという極く極く当たり前のことに対して感謝の氣持ちが自然と湧いてきたそうです。

 森下院長のご指示を忠実に守られた結果、現在では、時々、外食をされたとしても、即座に解毒できるくらいまでに身体の自然治癒力が備わり、上手に友人とのお付き合いもされていらっしゃいます。

 また、慢性の手足の関節痛に関しても、院長の言われる通り、魚の頭の煮凝りを食事の際に摂られたことで、痛みが完全消失。

 5年前に卵巣癌であったとは思えないほどバイタリティーに溢れているAさんは、仕事への復帰を考えておられ、今後は農業に携わるお仕事をして、いずれは野菜を自家栽培したい―と、意欲を燃やされていらっしゃいました。

院長の所見

診療(2009年10月23日)
■内臓機能検査
 自律神経の働きが少し不安定。神経的に胃腸の働きも変化しやすい。消化管としては、胃と大腸の働きが僅かに落ちている。血液の循環の状態、肺の働きが多少鈍い。腹部臓器、肝臓、腎臓の働きも僅少ながら鈍い。

■血液の数値
 尿素窒素、即ち腎臓の数値は少し高めではありますが、前回よりは下がってきています。少しずつ良くなってきているようです。
 それからGOT、GPTなど肝臓の数値は前回と同様です。

■ 血液生態 毛髪氣能検査
 毛髪氣能検査では、自律神経系の働きが不安定です。従って、消化管は全てマイナスになるはずなのですが、「十二指腸はプラス1」、「大腸はプラス2」と、既にプラスの値に変わってきています。消化管以外の臓器では、「腎臓がマイナス3」です。

 穀類ですが、玄米、丸麦、鳩麦、粟、稗、黒豆、小豆、大豆、蕎麦は全部合っています。玄米以外では、小豆が特にご本人の体質好みの穀物です。

 血液生態写真には、肺と腸からの毒素が出ています。色々な種類の毒素が排毒されてきている状態になっています。

Aさん ところで、以前に森下先生から教えていただいた魚の頭の煮凝りを食べていたら、関節の痛みがなくなってきました(笑)。

院長 そうですか、効いていますか(笑)。

Aさん ええ、効いていますね。もうほとんど痛みがないです。

院長 上手に作れましたか。

Aさん はい、味も、ものすごくおいしかったです。

院長 その魚の種類は何ですか。

Aさん 鮪です。近所に魚屋さんがあるんですけれど、そこは大きい魚は解体してくれていて、その冷凍したものを売ってくれるんですよ。
 初めは、「生臭くなるのかなぁ」と、思っていたんですけど、家に帰って塩を入れて煮てみたらそんなことはなく、本当においしかったです。

院長 煮たら大丈夫ですよね。でも、生姜を少し入れられると、もっと良くなりますよ(笑)。

Aさん はい。
 出来上がったものはゼリーみたいになるので、デザート感覚で食べられてやみつきになりそうです(笑)。

院長 それは良かったですね。ぜひ、今度、その料理や体験談を月刊誌に投稿されてみてはいかがですか。

Aさん そうですね。
 それにしても、想像以上においしいスープが採れるんですね。そのスープ全体が固まったゼリー状態のものを食べるんです。
 現在では魚の頭は別売りにされていると思いますが、敗戦直後で食べ物がほとんど無かった時代、魚屋の前で、「もし、その鯖や鰤などの頭が必要でないのならば、只で頂けませんか―と、よく言ったものです(笑)。そして、頂いた魚の頭があまりにも大きかったので、縄で括って引き摺りながら持って帰った記憶がありますよ(笑)。家に着いてから、その魚の頭を斧で小さく砕いてから大きい鉄鍋に入れて煮ましたね。これで大分、助かりました。大人5~6人1週間分の量になりましたから―。

院長 私は自分の体験をもとに、皆様方に魚の頭の煮凝りをお奨めしているのですが、「これは良かった!」と、言ってくださったのは、Aさんが初めてですよ。
 この様な社会情勢ですから、魚の頭でも新しい活用法が見出せるかも知れません。ですから、良いと思われることは、世にどんどん広められてください(笑)。

Aさん そうですね、本当においしくて、身体にもいいですからね。

院長 これから冬に向って寒くなってきます。そういう意味でも、魚のスープは身体を温めますし、良い食べ物である―と、言えるでしょう。

Aさん はい、冬は塩を少し多目に入れて煮れば良いと思います。関節痛がなくなるので、これはこれからも続けようと思います。
 あと、今度、東京から茨城に引っ越しすることになったんですけれど、そこで野菜などを自家栽培しようと思うんですが…。

院長 いいことですね。これからは絶対に自給自足の時代が来ますよ。人間は、農業から離れたら生きていけなくなります。ですから、自分の畑を所有されて、そこに自然の良い肥料を入れて色々な作物が良く育つ様な状態にされ置くことです。
 敗戦直後、私は仙台からさらに1時間ぐらい行った山奥に知人がいまして、そこに米を買いに行きました。しかし、金では売ってくれず、帯や着物などでの物々交換の交渉をすることになりました。
 いずれ、いざとなれば紙切れ同然のお金なんかは役に立たず、作物の自給自足が必要になってくる―という時代に必ずなってきますよ。

Aさん なるほど。
 そこで農業の仕方なんですけれど、肥料もあげない、土地も耕さないと、いう自然農法がありますが、これはいかがなものでしょうか。

院長 土地がある程度しっかりしていれば、一定期間(例えば数年間)ならば自然農法でも良いのでしょうが、やはり一定期間毎に耕さないと難しいのではないでしょうか。増してや、長く継続されるつもりでおられるのならば、時々は土を引っくり返されて土壌の微生物を繁殖させてやらないと、なかなか続かないのではないかなぁ―と、思いますけれどね。

Aさん そうですか。ちょっと、色々と試してみますね。何しろ、未知の世界ですから(笑)。

院長 そうですね、そしてお分かりになられたことを教えてくださいよ(笑)。

Aさん はい、分かりました。今から楽しみです。
 どうも有難うございました。

インタビュー

外食ができるほど身体が順調に

――約5年前に卵巣癌で当クリニックにいらっしゃって、2年ぐらいで回復の兆しがみられましたが、その後はいかがでしょうか。

Aさん そうですね、食事は基本的には玄米菜食でやっています。主人も糖尿病だったのですが、玄米を食べ始めたら大分良くなりましたね。副食としては、凍み豆腐、ひじき、ごぼうなどの根菜類などを煮物にして食べますね。あと、切り干し大根が大好きなんです。もともと、こういう食べ物が好きだから玄米菜食が続いているのかも知れません。間食には、さつまいもやかぼちゃをおいしく頂いています。
 でも4年目辺りから、徐々に時どきは外食をするようになりましたね。 

――それだけ身体の調子が良くなられたということですよね。

Aさん ええ、調子が良いから、時どきは脱線しますね(笑)。でも、お友達と外食をするときは、薬草茶と玄米おにぎりを持参して、店で焼き魚などのおかずを1品だけ頼むという感じでしょうか。最初に、店主に食事療法をしているということを話しておくんですよ。

 行く場所としては、洋食は行かないですけれど、和食以外も時どきは行くときもありますね。それと、場合によってはおにぎりなどを持参できないこともありますので、そのときは頼んだものを半分ぐらいは残すようにしています。食べてはいけないものを食べてしまったときは、「陽祿燦」を摂って解毒するようにしています。でも、ほとんどは蕎麦屋に行くようにしていますね。

――お付き合いもありますから、外食を避けられない場合もありますよね。でも、上手く対応されていらっしゃるので、よろしいのではないでしょうか。
 運動などはされていらっしゃるのですか。

Aさん 2年前辺りからヨガを始めるようにしました。これが、ものすごく良かったですね!習い始めたての頃、ヨガの先生も、「顔色も悪くて大丈夫なのかなぁ」と、心配されていたのですが、日に日に血色が良くなっていく私を見て驚いていました(笑)。
あと、犬の散歩で1日に1時間ぐらいは歩きますね。

――運動もされて、現在のような食事も継続されていけば、今後も安泰でしょうね。
 もともと和食を好まれていらっしゃったので、食生活はそれほど悪くなかったようにも思えますが…。癌になられた原因は何であると思われますか。

Aさん 家系なのか、体質が遺伝していると思うんですよ。父も胃癌で、叔父も膀胱癌でしたから。

――生まれつき癌になりやすい体質であられたかも知れませんが、それは食生活で如何ようにも変えられますからね。

Aさん そうですね。結局、間食の内容がひどかったのです。甘い物が好きだったのでケーキやチョコレートばかり食べていました。その他に、乳製品が大好きでしたね。
 今でも甘い物好きは変えられないんですが、その代わりに洋菓子から和菓子にしましたよ(笑)。

――今でも、乳製品などを食べたいと思われますか。

Aさん そうですね。食べたいとは思いますが、食べなくても全然平氣です。結局、身体は要求していないんでしょうね。

――長年、召し上がられてこられたので、頭が欲しているだけなのでしょう。もし、召し上がられたとしたら、おそらく身体は拒絶反応を示すでしょうね。

Aさん はい、ですから食べるつもりはありません。
 食事療法のおかげで身体の調子は良いのですが、時どき、以前の抗癌剤の影響で静脈瘤になります。でも、その症状もおかげさまで大分良くなり、これから仕事をやり始めようと思っています。

野菜を自分で作りたい

――お仕事はどのようなことをされるご予定ですか。

Aさん 出来れば農業関係の仕事をしたいと思っています。いずれ、家でも自分で野菜を栽培したいですね。今は、野菜を自然食品の店で有機野菜を購入していますが、品切れが多くてなかなか手に入りませんからね。
 それと、今、春と秋に酵素を作っているんですよ。春は野菜や野草、秋は根菜を原料にして作るんです。時には上手く発酵しない場合もあって、でも、「お願いします」と酵素に話しかけると、不思議と発酵し出すんです。あれには感動!そして、作り終わった後の原料は、捨てずにお風呂に入れて、酵素風呂にするんですよ。すごく温まりますね(笑)。

――植物と仲良くされることは病氣治しには必要ですからね。
 いずれにしろ、お仕事などをされて、何かに夢中になられることは非常に良いことですよね。

Aさん ええ、以前は病氣のことが氣になって仕事もできないぐらいの状態だったんですが、今では全然氣になりませんね。何か症状が出たとしても、「枇杷葉温圧でもすれば治まるかなぁ」くらいの氣持ちで、神経質ではなくなりました。とにかくどんな症状でも、枇杷葉ですね、手っ取り早いので(笑)。あと、梅生番茶を飲んだり、プハンなどで対応します。
 いずれにしろ、症状を病氣と捉えなくなりました。正しい対応をすれば、すぐ治まりますからね。ですから、性格も前向きになりました。
 今、食べられることや動けることに感謝をしています。病氣になったおかげでいろんな人との出会いもありました。

――身体の中が綺麗になっていくに伴って、考え方も変わってきますよね。

Aさん でもその分、身体が敏感に反応してしまいます(笑)。例えば、排氣ガスなどがそうですね。それに、ちょっと変な物を食べたらすぐに氣持ち悪くなったりするとかで。

――でも、その敏感に反応されることは良いことですよ。要するに、異物が体内に入っても、その都度すぐに排毒できる身体になられてきているので、その分、長生きできるわけですから。

Aさん そういうことになりますよね。
 これから、いろんなことができるので今から楽しみなんです。

――そうですね、お仕事を楽しみながら頑張ってください。
 本日は、有難うございました。