慢性関節リウマチ

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&自然医学で「人工関節」の危機から脱出
―投薬治療より確かな効果を実感―

患者さんの体験談

 病氣を治そうと病院に行ったのに、別の病氣までつくってしまう――そんな皮肉な事態も決して他人事ではありません。
 Aさん(神奈川県在住・43歳・男性)は、約13年前に慢性関節リウマチを発症。6年間、大学病院に通い、投薬治療を受けました。しかし、リウマチはいっこうによくならず、将来は人工関節になるかもしれないと医師に宣告されます。しかも化学薬剤による副作用と思われる腫瘤ができたり、さらに腎炎まで併発。このまま投薬治療を続けることに不安を感じていました。
 ちょうどそんな時に出会ったのが、お茶の水クリニックです。自然医食をはじめてからみるみるうちに体の重苦しさがなくなり、こわばって曲げることもままならなかった手足の関節も動かせるくらい回復しました。また長年悩んでいた花粉症の症状も改善されるなど、自然医食の成果は予想以上に大きかったといいます。
 「このままいけば治る」そう確信して、7年間自然医食を続けてこられたAさん。体が少しずつ思い通りに動くようになっていく中で、自然農法で農業をする夢を抱いています。

院長の所見

診察(2007年5月26日)
■内臓機能検査
血液の循環の状態、呼吸器系の働きが少し鈍い。自律神経の働きが少し不安定。神経的に胃腸の働きが変化しやすい。消化管としては大腸の働きが落ちている。腹部臓器、肝臓、腎臓の働きなども少し低迷している。
■血液の数値
腎臓の数値が少し高い。尿窒素の数値はまずまずよい。中性脂肪は改善してきている。GOT、GPT肝臓の数値は、比較的安定している。
院長 血液生態ですが、これは腸から出てきた粘膜の一部です。こっちは肺から出てきた粘膜ですね。そして、これはボンパ血管です。ということで、いろんな種類の毒素が数は多くないけれど、しっかり出てきているという状況です。
 それから、毛髪氣能検査では小腸と大腸がマイナスになっている。そして、消化管以外では腎臓がマイナス。癌その他の心配はありません。
 穀類ですが、玄米、丸麦、ハト麦、粟、稗、黒豆、小豆、大豆、ソバは全部合っています。玄米以外にハト麦と大豆が特に合っています。
 ところで、今年は体を動かしてもうだいぶ汗を流しましたか。

Aさん そうですね、休みの時に週1回くらいなのですが、家で農作業をして体を動かしています。両親がずっと農業をやっていまして、父は2年半前に亡くなったのですが、その後は母がずっと旬の野菜をつくっています。多少ですが、その農作業を手伝っています。
 山登りはこのところ忙しくて、少しご無沙汰しています。時間があれば、山に行きたいとは思っているんですが。

院長 山歩きがどうしてもできないときは、糠の酵素風呂に行っていると、前回おっしゃっていましたね。

Aさん  はい、そうです。

院長 場所はどの辺ですか。

Aさん  家から1時間くらいかかるのですが、鎌倉まで行っています。

院長 どういった酵素風呂なのですか。

Aさん  米糠にバクテリアの培養液を入れて、発酵させているんです。

院長 発酵熱で熱くさせているんですね。浴衣を着て入るんですか。

Aさん  いいえ、裸で入ります。終わったら糠をシャワーで落とします。そして、出た後にすごい量の汗をかくんですよ。

院長 それはまたおもしろいですね。

Aさん  汗をかくことで、かなりの有酸素運動にもなっているようです。普段はなかなか汗をかく機会がありませんから。

院長 長時間にわたって発汗するようであれば、Aさんの場合はどんな方法でも有効ですよ。

Aさん  そうやって大量に汗を出したときは塩分が相当抜けてしまっているでしょうから、水だけでなくて、塩とか梅干を摂ったほうがよいですか。

院長 そうそう。上手に、発汗しただけの水分と塩分はもちろん補給しないといけないです。汗をかくということはよいことなので、ぜひ続けていただくといいです。
 それから、今回もポラロイドを撮って調べてみます。前回もポラロイドで少し調べてみましたが、今回は内容がちょっと違います。Aさんの体に合う生薬を調べるというものです。生薬でこういうのが合っていますというのを、この次にご連絡できると思います。相性のよい生薬を、今後使っていただくための準備です。
 それはさておき、ポイントになるのは、発汗ですね。どんな方法で、どの程度、今年の夏、汗を出すことができるかということにつきると思います。

Aさん  それから、自分でも氣になるのは、精神的に仕事でストレスをためこみやすいんです。そういったものを少しでもやわらげるには、山歩きをしたりして、自然の中の氣をもらうということがよろしいのでしょうか。

院長 そうですね。酵素風呂もいいですが、それとは全然違う効用がありますからね。神経を鍛えなおすというような意味において、山歩きをマイペースでやられると、きっと目に見えない形の収穫がありますよ。

Aさん  以前はしょっちゅう高尾山にも行っていたので、また行きたいと思います。

院長 今は新緑がすごくいいですよ。

Aさん  そうですよね。いろんなコースもありますから、子供も一緒に連れていくと、喜びます。

院長 それは、ぜひ、連れて行ってあげたらいいと思います。

Aさん  ありがとうございました。

インタビュー

薬漬けの医療の限界

――慢性関節リウマチというのは、どんな症状が出るのですか。

Aさん 人によって違うと思うのですが、私の場合、最初は、足の甲に突然激痛が走りました。歩けないくらい本当に痛かったんです。地元の病院で注射をして、薬をもらったらおさまりましたが、4~5ヶ月後に同じような痛みが起きたので、また病院で注射をして薬をもらいました。しばらくすると、関節のあちこちがこわばったり、痛みが出てきました。「過労かな」くらいに思って、我慢して仕事に行っていたのですが、今度は手の指の第二関節が紫色にパンパンに膨れ上がってしまいました。
 今思うと前兆だったと思うのですが、リウマチの痛みが出るずっと前から、疲労感が抜けなかったんですよ。首から肩にかけて鉛がのっていて鎧を着ているような重苦しさが常にありました。

――その後はどうなさったのですか。

Aさん 地元の病院で、痛風だと診断されて治療を受けたんですが、効果がはかばかしくないので、伊勢原市にある大学病院に行くようになりました。そこで「慢性関節リウマチ」と診断されたんです。リウマチ内科というのがあるんですが、6年くらい通いました。大学病院で何をしたかというと、レントゲン検査、血液検査など検査をたくさん受けさせられました。そして、「リウマチは薬でコントロールするしかないですよ」と、薬漬けの生活でしたね。でも、薬を飲んでも痛みはあまりおさまらなかったんです。医者からは「将来は人口関節になるかもしれない」とも言われていました。
 それでもなお、まじめに薬を飲み続けていたら、副作用で体のあちこちがおかしくなってきたんです。新しいリウマチの薬を処方されたとたん、右手に紫色の大きな塊ができて、すごくびっくりしたということがありました。さらに、腎臓の具合も悪くなって血尿が出たりもしました。リウマチ内科に通っていたんですが、同じ病院の皮膚科や腎臓内科も紹介されて、そこでも検査したり薬を処方されたりしていました。このままではどうなってしまうんだろうと不安に思っていた時、お茶の水クリニックを知ったんです。

――クリニックを知ったきっかけは何ですか。

Aさん 女房の母の友達がここの患者さんだったらしいんですが、その方から義母がクリニックのことを聞いてきたんです。娘の旦那である私のことを心配してくれて、「こういうクリニックもあるから、だまされたと思って行ってごらん」と。自然医学誌も送ってくれたんですよ。それが、きっかけでした。

――通っていた大学病院はどうしましたか。

Aさん しばらくは病院とクリニックと両方通っていましたね。
 クリニックでのはじめての診療で副院長先生に診てもらったのですが、「少しずつ薬を減らしていきましょう」と言われました。そこで、1ヶ月くらい薬を飲まないで様子をみました。そうしたら、薬を飲まなくても痛みはさほどでもなかったんです。また、玄米菜食をはじめてから、体重がかなり落ちて体が軽く感じるようになり、調子がよくなっていくのがわかりました。だから、病院で処方箋を出されても飲まなくなり、自然と病院にも行かなくなりました。病院よりもクリニックのやり方のほうがはるかに理にかなっていると実感しました。
 自然医学のことを知らずに、あのまま病院に通いながら薬漬けの生活を送っていたら、リウマチで死ぬのでなくて、薬で癌になって死んでいたと思います。クリニックに来ることができて本当によかったと思います。

――慢性関節リウマチというのは原因がよくわかっていない病氣ですが、ご自身の生活史の中で何か思い当たる点などはありますか。

Aさん 食事の内容であるとか、ストレスだとかいろんなものが重なりあっていると思います。

――動物性の食品を好んで多く摂っていたということはありますか。

Aさん いえ、肉は小学生の頃から、大嫌いでしたね。学校給食でも肉を残してよく先生に叱られました。でも、牛乳、卵はよく摂っていましたからね。もちろん、お米は白米でしたし。甘いお菓子なんかもけっこう食べていました。

――ストレスを感じやすいですか。

Aさん ええ、ストレスには弱いほうだと思います。仕事は地元の金融機関に勤めているのですが、比較的小さな支店なので、職員も限られています。そういう中で、窓口での対応や事務処理など広い範囲の仕事を受け持たなくてはならならないんです。完璧主義で、きちっきちっとやっていましたから、ストレスをためこみやすかったですね。今は考え方が変わってきて、いい意味で「いい加減」になってきましたけれど。

鎧を脱いだように体が軽い

――玄米菜食は最初からすんなり受け入れることができましたか。

Aさん やる前は正直言って半信半疑でした。家が農家で米をつくっていましたが、精米して白米で食べていましたから、「玄米? えっ!」と思いましたけれど。でも、食事指導の翌日から家内が玄米を炊いてくれて食べたんですが、意外と抵抗なくできました。ただ、咀嚼を200回というのは、いまだにそんなに噛めていないです。それ以外は厳密に守ってやっています。
 玄米を食べはじめてから、いろんな変化が起きました。2~3週間くらいしてから、排毒現象が出てきたんです。蕁麻疹が全身に出て、頭から背中からお腹からものすごくて、全身の皮膚が盛り上がってしまうくらいでした。とにかく、かゆくてかゆくて、塩や大根の汁を体にすり込んでシャワーを浴びたりしてかゆみを抑えていました。

――どれくらい続きましたか。

Aさん ひどかったのは半年くらいです。その後も時々蕁麻疹が出るということが1~2年続きました。

――他に排毒現象はありましたか。

Aさん 2~3日高熱が出たりということがたびたびありました。それと、玄米を食べるようになってから、すごい量の便が出るようになりましたね。

 そのせいなのか、68キロあった体重が3ヶ月くらいで10キロ減りました。体重が減っただけではなくて、肩のあたりに鎧兜を着たような重さがなくなり、体が軽くなりました。

――自然医食の効果を実感したのは、はじめてからどれくらいですか。

Aさん 実感したのは、やはり半年目くらいですかね。それまで毎年悩まされていた花粉症の症状も出なくなったり、けだるさが取れてだいぶ楽になったということもあります。

――慢性関節リウマチの状態は今はどうですか。

Aさん 以前は、関節がこわばって痛くて、自力では動かせない箇所もあったんですよ。でも今は腫れやこわばりはあっても、動かせます。特に左膝は全然曲げることができなかったのですが、それが曲がるようになりました。右手でボールを投げるような動きはまだ無理ですが、以前よりずっとよくなりました。大学病院に通って薬を飲んでいた頃は、いったい何だったのだろうと思いますよ。

――今後は、残っているこわばりや痛みを治すことが課題ということですね。

Aさん そうですね。冷えたりすると、やっぱり痛みがきますから。寒い時などは、こわばって動かしづらくなります。夏場でも職場で冷房に当たると、調子がよくないですね。病氣になってから、冷え体質になったというか、特に寒さ、冷たさを感じるようになりました。
 森下先生からは、山登りをしたりして体を動かして汗をかきなさいと言われます。夏場にはしっかり汗をかかなくてはいけないということですが、なかなか運動もできなくて…。それで何か方法はないかと思っていたら、酵素風呂のことを教えてくれた人がいました。今年の正月から週1回通っています。脱脂した米糠のみを使ってバクテリアの培養液で発酵させた酵素風呂なのですが、体の芯から温まって、大量の汗をかきます。冬場は、関節のこわばりも楽になり助かりました。

――奥様も協力的に自然医食をバックアップしてくれているようですね。

Aさん 食事も試行錯誤しながら、つくってくれています。基礎的なものを含めて刺激を受けたいからと、昨年11月からマクロビオティックの料理教室にも通いはじめました。本当は私のほうが、行きたいくらいなんですけれど(笑)。
 女房は自分が健康なので、玄米菜食を完璧にはやっていませんが、食事のことや手当て法などはいろいろ身につけています。だから、何かあったときの頼みの綱と言うか、よりどころになっていますね。
 小学1年生の娘がいるのですが、娘にも将来、自然医食に沿った食事や料理を勉強するようになってほしいと願っています。

――お家が農家で農作業を時々手伝っていらっしゃるということですが、自然医食をはじめてから何か変化はありましたか。

Aさん いずれは自分も農業で生活していきたいと思っているんですよ。
 以前は、おやじが中心になって農業をやっていたのですが、2年ほど前に亡くなってしまいました。今畑をやっているのは、おふくろです。ほとんど無農薬で野菜づくりをしています。
 おやじの時には、農薬や化学肥料を使う、いわゆる近代農法でやっていました。おやじは、大腸癌を患って、最後には脳梗塞で亡くなりました。長年、農薬や土を消毒する劇薬をマスクもせずに使っていたから、相当体にたまっていたのではないかと思います。
 自然医学誌に自然農法が取り上げられると、興味があるのでよく読んでいます。長野で自然農法を実践していらっしゃる日達一英先生の連載も毎回楽しみにしています。自分でもゆくゆくは、そうした自然農法で農業をやっていきたいと思っているんです。まだ関節にこわばりや痛みが残っているので、ちょっと踏み切れないでいますが。

――ぜひ、そちらのほうも実現させてください。今日はありがとうございました。