本態性高血圧

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食事の咀嚼の回数こそが、問題解決の鍵
―高血圧に化学薬剤は要らない―

患者さんの体験談

 医療費の市場を牽引してきた循環器疾患―その中でも7割を占めているものが高血圧症に処方される降圧剤。年々、高血圧血圧基準を下げ、健常者を高血圧患者に仕立て上げる。これは、製薬会社の営利主義に他ならない。
 今回お伺いしたAさん(81歳・神奈川県在住)は、60歳を越えられた頃から血圧が高目になられ、69歳に本態性高血圧と健診で診断され、当クリニックにいらっしゃいました。
 周囲の方が降圧剤を服用され続けた結果、癌で亡くなられたこともあって、昔から化学薬剤を口にはされず、食生活のほうを正すことを決意。そして、血圧の問題は食事の咀嚼の回数で解決する―ことを認識。
 高血圧になったのは、長年、白米を主食にしてきたせいか―と、おっしゃるAさんは、玄米に切り替えられてからは、ますますお元氣で風邪ひとつひかれない身体になられました。
 また、戦後の幼少の頃を振り返られると、「食」ならびに「環境」の変化が、現在の若い世代の体質の脆弱化をもたらしている―と懸念されていらっしゃいます。

院長の所見

診療(2009年2月25日)
■ 内臓機能検査
自律神経の働きが不安定。神経的に胃腸の働きも変化しやすい。消化管としては、胃から十二指腸の働きが少し落ちており、大腸の一部に少し負担がかかっている。血液の循環の状態が僅かに鈍い。腹部臓器、肝臓、腎臓、婦人科系統の働きも多少落ちている。

■ 血液の数値
尿素窒素、腎臓の数値は下がってきており、腎臓の働きが少しずつ良くなってきています。それからGOT、GPTなど肝臓の数値は前回と同様です。

■ 毛髪氣能検査、血液生態
毛髪氣能検査では、自律神経系、即ち交感神経・副交感神経がマイナスです。従って、消化管は全体としてマイナスになっています。その他、腎臓と心臓もマイナスになっていますので、血管系統が弱いと言えます。

 穀類ですが、玄米、丸麦、鳩麦、粟、稗、黒豆、小豆、大豆、蕎麦は全部合っています。玄米以外では、黒豆がとくにご本人の体質好みの穀物です。
 血液生態写真には、ボンパ血管と肺からの毒素が出ています。それから、薄く着色している毒物は農薬です。

Aさん この農薬は、野菜を食べたから出たのでしょうか。

院長 その通りです。

Aさん 「生野菜は身体に良い」ということで時々食べるんですけど、お腹の調子悪くなって便通が良くありません。

院長 そのような場合は、とにかく徹底的に咀嚼することです。血圧の問題も、大事なことは食事の量制限と咀嚼の回数の問題です。

Aさん 噛む回数は少ないですね。

院長 それが最大の原因です。ですから、咀嚼の回数を増やすことによって問題は解決していきます。一口で150~200回は噛むことです。最初のうちは難しいかもしれませんが、練習していくうちにだんだん慣れていきます。

Aさん あと、先ほど腎臓や心臓がマイナスとおっしゃっていましたが。

院長 身体をぶつけられたとき、あざはできますか。

Aさん ええ、できます。

院長 それは、血管系統が組織学的に弱いことを意味しています。

Aさん 以前、病院で「動脈硬化の心配があります」と言われました。

院長 そうですね。血管が少し脆くなってきていますから。血管を丈夫にするためには、エゴマの油を毎日少しずつ摂られるのが良いです。

Aさん グルージアの売店で買ったものを使っております。

院長 よろしいです。それをお続けください。

Aさん 胃腸もマイナスになっていましたが、どういうことでしょうか。30年前に痔を患ったこともありますし。

院長 いずれにしても、咀嚼をふやしていくことで問題は徐々に解決していきますよ。

Aさん 10年以上前からある額の瘤はどうしましょうか。

院長 氣になるのですか。

Aさん いいえ、家事とかに夢中になっていると忘れてしまいますよ。

院長 氣にされないようでしたら問題ないですよ。

Aさん でも、外見で目に入りやすいので、少しは氣になります(笑)。

院長 内側に向かって瘤などが増大してゆくのは問題ですけど、外側に出るのは大丈夫なんですよ(笑)。

Aさん そうですか、分かりました。どうもありがとうございました。

院長 ひとつ続けてお試しください。

インタビュー

食べ物をよく咀嚼することが大事

――80歳を越えられてもお元氣ですよね。食事はおいしく召し上がられていますか。

Aさん ええ、おかげさまで、玄米をおいしく食べています。おかずは野菜と魚が主で、魚と言ってもちりめんじゃこぐらいですかね。以前は白身の魚も食べていましたけど。肉や卵は昔から食べなかったですね。それに、甘い物もあまり好みませんでしたよ。学生の頃、給食は無かったので牛乳とも縁がずうっと無いです。

――当クリニックに69歳のときに本態性高血圧ということでいらっしゃいましたが、原因は何であると思われますか。

Aさん そうですね、当時、本でお茶の水クリニックを知りました。
 血圧は60歳を過ぎた頃から急に高目になり始めました。昔から肉とかは食べていなかったんですけど、ずうっと長い間にわたって、白米をたくさん食べ続けてきたからでしょうかね。

――白米から玄米に切り替えられて何か変化がありましたか。

Aさん 森下先生が「玄米は身体に良い」とおっしゃっていたので食べ始めましたが、そのせいか全く風邪はひかないです(笑)。もう白米は食べたいとは思いません。ただ、血圧のほうはなかなか下がらないですね。

――血圧は個人の体質によってさまざまなので高めでも不思議ではないのですが、あまりにも高くなるということは原因があるわけなので、何か心当たりはございませんか。

Aさん 食事をするときに、噛む回数が少ないです。森下先生にも「よく咀嚼することが大事です」と言われました。
胃腸も弱いので、咀嚼回数が少ないことと関係していると思います。

高血圧に化学薬剤は要らない

――高血圧が本態性ということなので、現代医学で言われている遺伝的要素も絡んでいることから、やはりご両親の血圧も高目であったのでしょうか。

Aさん 両親ともに血圧は高目でしたよ。私も他の人より比較的高目でしたけど、自覚症状もないし、氣にならなかったですね。ですから、化学薬剤は飲まなかったです。風邪をひいても薬は飲まなかったくらい、薬は嫌いでした。今、もし風邪をひいても、薬は絶対飲まないです。まず絶食をしますね(笑)。

――そうでしたか、化学薬剤を避けられてきたことが、現在このようにお元氣でいらっしゃることに繋がっています。

Aさん 確かに、私の知人は高血圧の薬を飲み続けて、最後は癌を発病して亡くなってしまいましたよ。薬の副作用なんでしょうかねぇ。

――化学薬剤は大なり小なり発癌性があります。森下院長は、「降圧剤を5年間も飲み続けたら発癌します」と言われていますよ。

Aさん こちらで定期的に半年に1回くらいの割合で検査を受けており、血圧のほうは高目の結果になりますけど、元氣でいられるので私なりに高いところで安定していると解釈しています。

――中国の長寿者も血圧は上が200以上―という具合に、高目でも問題なく健康に生きていらっしゃることから、日本では製薬会社や医者が血圧のことで騒ぎすぎているように見受けられます。現に、血圧の基準を下げて、正常な人にまでも降圧剤を服用させて病人に仕立てているわけですから。

Aさん そうですね。森下先生がおっしゃるように薬は毒みたいなものですから、病氣になるより薬を飲むほうが恐いですね。

――おっしゃる通りです。もっとも大体の方は化学薬剤を服用するから病氣になるのです。

Aさん 薬を飲む周りの人の話を聞くと、薬の副作用で目まいがするとかで調子が悪くなるって言っていますよ。
 私なら何か症状が出たら、お手当てや薬草茶で対応します。例えば、皮膚病で痒みがあったらツワブキ療法や里芋湿布をするなどして。

――病院に行かないで自然の療法で対応されることがいちばん賢明な方法です。

Aさん 病院に行っても機械を使って検査するばかりできちんと話もしてくれませんし、短時間で事務的な質問をするだけなので、40年以上は病院には行っていません。それとは違って、こちらのクリニックでは、森下先生が丁寧にいろいろ質問したり相談にのったりしてくれます。

昔と違って、「食」も「環境」も変化

――血圧は運動とも関係すると言われていますが、適度に身体は動かされていますか。

Aさん 身体を動かすのは家事をするときですかね。昔は山歩きが趣味で、よく散歩をしては、野草を摘んで食べていましたよ。とにかく自然のなかで遊ぶのが好きでしたね。

――幼少の頃から、野草などの自然と戯れていらっしゃったことが、丈夫な体質を獲得されることになったんでしょうね。今の若い世代はパソコンでゲームばかりで、外で遊ぶことなんかあまりしないですよね。

Aさん そうですね。
 それと、今は、花粉症の方が多いですけど、昔のほうがもっと花粉は飛んでいたような氣がします。それなのに花粉症なんていうものは無かったですよ。車の量が急に多くなったせいか、排氣ガスが原因じゃないですかねぇ。

――そうですよね。森下院長も同じことを指摘されています。

Aさん 癌患者も急に増え始めましたよね。肺癌も排氣ガスによるものでしょうね。昔は車なんてほとんど走っていませんでしたから。
 国は温暖化対策とか言っていますけど、口だけのような氣がしますしね。ですから、私は車を利用しないで歩くようにしています。

――癌やアレルギーにしろ、昔は無かった病氣なので、現代の若者の場合、食生活が乱れてきて昔の人と比べると体質がかなり脆弱化してきた―ということは言えますよね。

Aさん 私が学生の頃は、昼食はいつもお弁当持参で、おにぎりとおかずは鮭ぐらいでしたかねぇ。今は店に行けば色んなものが売っていて、何でも手に入りますよね。作らなくたって弁当が買える時代ですから,確かに便利ではありますけど、それらには化学調味料がたくさん入っていますよ。

――本当にいい加減な商品がたくさん置かれていますよね。ただ口あたりがいい味付けにしているだけの食品ばかりで。

Aさん 売るほうも商売なので、安くするためにやむを得ないんでしょうね。もう、こういう社会になってしまったんですからしようがないんですかねぇ。何しろ農業が衰退していっていることが駄目ですよ。
 私は秋田出身で、戦後、軍隊が使用する航空機の修繕の仕事をしていましたが、食事に関しては米をかまどで炊き、その火種の木材は自分たちで探しに行くというような生活をしていました。

――お金があれば何でも手に入る現在では、そのような貴重な体験はできないでしょうね。

Aさん それと、昔ではあり得ない事件も増えてきましたよね。食生活の影響もあるでしょうけど、家族が核家族化してきたということとも関係しているのではないでしょうか。
 やはり大家族ですと、上が下の者の面倒を見るというように、きちんとした上下関係が出来上がっていきます。

――森下自然医学でも、「食生活や生活環境を昔に戻せ!」と、声を大にして呼びかけています。

Aさん お茶の水クリニックはこれからもますます発展していって欲しいです。このようなところは他には存在しないわけですから。

――本日はどうもありがとうございました。これからも元氣に過ごされてください。