直腸癌(その3)

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大自然と調和して生きること―文明の利器に頼らないで―

患者さんの体験談

 今回お伺いしたAさん(男性・62歳・千葉県在住)は15年前に直腸癌に罹られ、手術を受けられましたが、その後、病院側から抗癌剤あるいは人工肛門の選択を余儀なくされました。
 いずれの治療も避けたかったため、大の肉食嗜好であったAさんでしたが、1年間の徹底した基本食を実践。それに伴って、身体の生理機能が正常になり、すこぶる調子が良くなられました。
 長年の玄米菜食の効果で、現在では多少の悪食をされたとしても即座に排毒できる基本代謝を身につけられ、身体で現状を把握できるようにまでなられました。
 森下自然医学との出会いで、山登りをされるようになり、可能な限り大自然と調和 することの大事さに氣づかれ、衣・食・住に関しても、不自然な物を避けることが身体にとってプラスになる―と、おっしゃられ、なるべく文明の利器に頼らないで生活することを心がけていらっしゃいます。
 また、ご兄弟が癌で亡くなられていくなか、現代医学の薬物療法では病氣を治せない上に、この状況では医療費で国が破綻してしまう―と、懸念されていらっしゃいます。

院長の所見

診療(2009年5月23日)
■ 内臓機能検査
自律神経の働きが不安定。神経的に胃腸の働きも変化しやすい。血液の循環の状態、肺の働きが少し鈍い。消化管としては、胃の働きが多少落ちており、小腸、大腸の一部に僅かながら負担がかかっている。腹部臓器、肝臓、腎臓の働きも少し低迷している。

■ 血液の数値
尿素窒素、腎臓の数値は下がってきており、働きが良くなってきています。
 それからGOT、GPTなど肝臓の数値もかなり好転してきています。

■ 血液生態 毛髪氣能検査
毛髪氣能検査では、自律神経系の働きがマイナスではないですが、まだ少し不安定です。従って、消化管はどうしてもマイナスになりやすい状態です。ただし、胃と十二指腸はプラスになってきました。消化管以外の臓器は全てプラスです。

 穀類ですが、玄米、丸麦、鳩麦、粟、稗、黒豆、小豆、大豆、蕎麦は全部合っています。玄米以外では、稗がとくにご本人の体質好みの穀物です。
 血液生態写真には、肺と腸からの毒素が出ています。その他、珍しいボンパ血管が出てきています。頻繁に見られるボンパ血管ではありませんので、研究所のほうで精査させていただきましょう。

Aさん 肺の毒素は昔のものですか。

院長 そうですね、肺に残っていた昔の公害毒素でしょうね。今回のような巨大な毒素の溶毒は、初めてではないですか。

Aさん ええ、顕微鏡を覗かせてもらったら、画面いっぱいに出ていました。

院長 ところで、最近、山歩きのほうはされていますか。

Aさん ここのところ忙しくてあまり行っていませんね。これから季節ですから行きたいんですけどね。

院長 そうですね、なるべく行かれたほうがいいですよ。

Aさん この前、日光の戦場ヶ原に行ってきましたよ。そこでずうっと歩いていました。氣候に恵まれて、とても良かったです。

院長 なるほど。私は、日光には30年くらい行っていないですね。昔はよく行ってはいたのですけどね。
 一時期、奥日光でスキーをしていましたよ。あそこのいいところは、ゲレンデがホテルに直結しているところです。そして、割りと周りの山が高いため、日が暮れるのが早いのです。午後の3時ぐらいで日陰になってしまい、雪が硬くなってきます。

Aさん そうですか、そんなに早く…(笑)。

院長 その代わり、早めにホテルに戻れるので、部屋で原稿を書くのにはとても好都合でしたね。そういう意味で、奥日光はものすごく原稿が捗る場所だったのです。
 1日中、原稿を書いているわけにはいかないので、スキーは昼頃から3時間ぐらい滑ってきます。そのあとホテルに戻って風呂に入り、そして原稿書きを始める―という調子でしたね。
 ですから、私は戦場ヶ原のこともよく知っていますよ。

Aさん そうでしたか、あそこは温泉がとてもいいですからね。

院長 その通りです“日光結構です”(笑)。

Aさん あそこはとてもいい所なので、年に5回くらいは行っていますね。

院長 私も久しぶりに行ってみたいですね。
 まあ、とにかく身体のほうは大丈夫なので、この調子で試されてください。

Aさん はい、ありがとうございました。

インタビュー

真の健康に近づける

――森下自然医学と関わってから15年以上経ちますが、身体の調子は相変わらず良さそうですね。

Aさん ええ、1994年にこちらに伺って、1年ぐらいで調子が良くなりましたね。

――今回の血液生態写真には、ものすごい毒素が出ていましたね。

Aさん 仕事をしているものですから、なかなか玄米菜食を完全にするのは難しいんですけど、基本的にはやっていますからね。
 森下先生が、当時、こんなことを言われていたんです。真の健康の状態を0、そして悪い食べ物につれて1、2、3、という具合に、数字で例えると、本当に健康ならば0にいくら掛け算しても0なんです―と。要するに、いかに身体を0の状態に近づけられるか、ということなんですよ。たとえ悪食しても毒素を出せる力があれば、健康を維持することができますからね。

――大量の毒素を排毒できているということは、長年の玄米菜食の効果で真の健康状態に近づいてきている証拠ですね。

Aさん そうですね、なかなか0の数字になることは難しいですけど(笑)。よっぽどスポーツばかりしていれば別なんですけどね。

――おっしゃる通りです。

Aさん 最初の1年間は、基本食をやっていました。会社では、毎日、玄米おにぎりだけです。体重がいっきに落ちて、身体の調子がものすごく良かったですね。それから、少しずつ副食も摂るようにしました。身体の調子は良かったんですけど、徐々に体重は増えてきたりしましたね(笑)。最近では、会社で少し甘いものも摂ったりしますし…。

――でも、身体の基本代謝が身についているわけですから、大勢には影響ないのでは。

Aさん 16年前、大腸癌になったときは、こちらをよく知らなかったので手術をしてしまって、その後、抗癌剤か人工肛門のどちらかを選択しなさい―と医者に言われてしまいましたが、両方とも嫌だったのでいよいよだと思い、こちらに伺ったわけです。

――それで1年間は基本食を徹底されたわけですね。

Aさん はい。最近は食べ過ぎる傾向がありますので、体重が60 kgを越えないように意識しています。一度、断食をやってみたいですよ。

――意識されているだけあって、確かに今回は大腸にそれほど負担がかかっていませんよ。よく咀嚼もされているようですね。

Aさん 1口150回は難しいけど、100回は噛むようにしています。本当は口に入れたら、まず箸を置いて咀嚼をしなくてはいけないのでしょうけど、なかなかできないですね(笑)。

――悪い物を食べているわけではないので、そんなに氣にされることはないですよ。

Aさん そうですね、肉は食べないですけど、いろいろ出されると拒めない性分ですので、常に自分との戦いですよね(笑)。
 でも、自分の状態が身体で分かるようになったので、コントロールしやすいですよ。常に反省しながらやっています。

――そういうふうになられたら、しめたものですね。ご自分で理解されていたら前向きに取り組めますから、どんどん良くなっていきますよ。
 癌になる前は、やはり肉食をされていたのですか。

Aさん 大の肉好きでしたね、週に2、3回はステーキを食べたりなんかして。しかし、今では食べたくなくて、結婚式でステーキが出されても隣へどうぞ、って感じですね(笑)。

――ご家族そろって玄米菜食なのですか。

Aさん たまたま妻のお姉さんが森下料理教室に通っていて、そのおかげでこちらを知ることができたんです。おかげさまで妻も娘も健康です。
 娘は結婚して子供もいますが、基本的にはずうっと玄米を食べていましたので、子供もすごく元氣です。

――母体の血液で、子供の体質は左右されますからね。

Aさん 母乳で育てましたから、妊娠しているときから妻は娘に氣を配っていましたね。本人も意識して、肉は食べない、ケーキなんか絶対食べなかったですよ。おかげで健康に生まれました。全然、病氣もしないですね。

――生まれたお子様には、何を与えられていたのですか。

Aさん 赤ちゃんの頃は、味覚に敏感ですよ。悪い物は吐き出しますね。例えば、白砂糖の入ったものなど。それに、白米に野菜を混ぜて味付けしたものでも、そのまんまの玄米のほうを食べますね。大人よりも味覚が鋭いですよ。ですから、おやつも市販の物は与えないのです。普通の食べ物は吐き出してしまいますから。

――生まれた頃は、本物の味覚がある舌をしていますから、それが本来の姿なのでしょうね。

衣食住をできる限り自然に

――Aさんのご趣味は何でしょうか。

Aさん 自然医学と出合ってから山登りをするようになりました。だいたい関東圏ばかりですけど。近場ですと筑波山、あと、ほとんどが日光方面になりますね。現地に行くと、ものすごく元氣になります。

――お仕事はまだされているのですか。

Aさん 週4日ですけど、設計関係の仕事をしています。建物を技術力でカバーすることはビジネスにはなりますが、私からみれば超高層ビルに住むなんて信じられないことですよ。地面が見えない、子供が遊んでいるところを目視できないなんて。私は、そういう建物に住むことは反対ですね(笑)。
 森下先生が言われますように、自然との付き合い方が大事ですよね。衣食住とも、本来、人工的な物はいけませんよ。
 関西大震災が典型的な例ですね。自然に対抗して高層ビルを建て過ぎ、それが原因で人間はしっぺ返しをくらったようなものです。人間の周りに自然があるのではなく、自然の周りに人間がいる―という言葉を、ある哲学者が言っていますよね。もうそういうことは止めなさい、っていうことですよ。自然医学に対抗している西洋医学みたいです(笑)。
 そのほか、現代の建物の建材には接着剤を使ったりしますので、身体にはよくないですよ、合板がそうですね。

――やはり、昔ながら風邪通しの良い木造の平屋みたいな家が理想なのですか。

Aさん でも今の世の中では、それはなかなか無理なことですから、せめてクーラーをつけないようにするなどの配慮は必要ですよ。ちなみに、電子レンジとかも我が家にはありません。
 あと、風呂にはマコモを入れているんです。そして、湯船に入っているマコモは取り替えません。その代わりに、時々酸素を入れます。その風呂に入ると、毒素がすごく出ます。マコモは排泄物を分解する力があるくらいですから。

――マコモは身体に良いと聞きますが、湯船の臭いは氣にならないですか。

Aさん 普通食をしている人や病院の薬を飲んでいる人が入った後の湯船は、やっぱり臭いますね(笑)。薬などの毒素が溶け出てくるんでしょうね。

――食事もさることながら、住まわれる環境までなるべく自然なかたちをとるように心がけていらっしゃるのですね。 Aさん 衣類に関しても、化繊のものは着ないで、やっぱり綿ですね。ワイシャツやスーツは、悪い溶剤を使わない特殊なクリーニング屋さんに出します。ちょっと値段が高いんですけれど、そこに頼んでいます。安いところは何を使っているか分かりませんからね。最近は、できるだけ自分でやるようにしています(笑)。

――クリーニングの溶剤も皮膚障害を引き起こすなど、問題になっていますからね。

今の医療費では国はもたない

――現代医学のことをいかが思われていますか。

Aさん 私は5人兄弟で、兄は食道癌で亡くなったんですけど、最期まで森下自然医学を信じてくれなかったんですよね。姉も乳癌で抗癌剤をやったんですけど、やっぱり病院で亡くなってしまいましたね。結局、最期は病院でボロボロになってしまうんですね。もう一人の姉も大腸癌で、40歳の若さで亡くなりました。その旦那も現代医学を信じている方だったので、やっぱり自然医学を広めるのは難しいですね。

――西洋医学に洗脳されると、なかなか厳しいでしょうね。

Aさん 森下院長はこんなにも成果を出されているのに、何故まだ世に広まらないのか、と思うくらいですよ。でも、昔よりは浸透しやすい時代にはなってきていますけどね。これからも、お茶の水クリニックは後世に続いて欲しいと思っています。
 でもある意味、自然医学を信じている理解者だけがついていけばいいんですよ。社会のバランスもありますからね…。

――確かに、森下自然医学が世に広まれば、病院をはじめ現在の食肉会社や製薬会社なども潰れてしまいますから。

Aさん ええ、外食産業もあまり良くないですよ。人間がもっと賢くなれば、世の中も変わるんでしょうね。しかし、現代人はテレビで育っていますから、情報に操作されてしまいがちです。
 本当は、政治体制や医療体制が変われば、いいんですけど。とにかく、今の医療費では国はもたないですよね。薬物療法ではなく、予防医学に重点を置いてコストを投入するなどの対策はあるはずです。

――製薬会社は、化学薬剤ではなく健康食品に力を入れて存続すればいいことですよね。
 本日は参考になるお話を聞かせていただき、どうもありがとうございました。