胃肉腫

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約1年で肉腫が消えた―血圧も正常になり玄米の力に感心―

患者さんの体験談

 森下自然医学理論の基本代謝としては、遠心性発展機軸と求心性収斂機軸が存在する。前者は「食物-->血球-->体細胞」という遠心性の発展・成育の構図で、後者は「老廃体細胞-->(末梢血液空間内)組織解体-->微生物・ウイルス」という逆分化現象を意味するものである。

 すなわち、病氣が治癒するからくりは、病的細胞が「求心性収斂機軸」に沿って処理され始末されていく―という過程を辿るのである。

 今回お伺いしたAさん(71歳・女性・千葉県在住)は、平成18年に突然氣持ちが悪くなり病院に運ばれ、精密検査の結果、「胃に大きな肉腫があるので手術をしないと手遅れになる」と告知されました。

 娘さんの紹介で当クリニックの食事療法をお知りになられましたが、こちらにお越しになるまでは不安の氣持ちは拭いきれませんでした。

 1日2食の玄米菜食を始めてから数ヶ月後、体重が著しく落ちると同時に体調がどんどん良くなられ、岩盤浴や枇杷葉温灸のお手当ても功を奏して、短期間で肉腫を根治せしめることができました。

 また血圧も正常になり、今後も「玄米菜食をしていきたい」とおっしゃられています。

院長の所見

診療(2008年3月19日)
■ 内臓機能検査
自律神経の働きが不安定。神経的に胃腸の働きが変化しやすい。消化管として胃の働きが落ちており、小腸の一部に少し負担がかかっている。血液の循環の状態、肺の働きが少し鈍い。腹部臓器の肝臓、腎臓の働きも僅かに低迷している。

■ 血液の数値
白血球の数が少し多い。体の中に炎症がある。尿素窒素、即ち腎臓の数値が少し高い。中性脂肪も少し高い。GOT、GPTの肝臓の数値は、まあまあの状態です。
 肝臓からは毒素がきれいに抜けつつあります。腎臓は寒さの影響を受けています。
 毛髪氣能検査では、胃がマイナス2からマイナス1になっています。氣能値で判断すると、前回より良くなっています。
 肝臓、胆嚢、膵臓も前回より1~2ポイントずつ上がっています。
 それらを踏まえて考えると、消化管全体が良くなっている…といえます。
 胃・肉腫は、もはや存在しないと思われます。
 穀類ですが、玄米、丸麦、鳩麦、粟、稗、黒豆、小豆、大豆、蕎麦は全部合っています。玄米以外に粟、黒豆がとくにご本人の体質好みの穀物です。

Aさん 最近、風邪をひいたのですが。

院長 風邪といっても、色々な種類があります。
 毒素を体外へ出す風邪もあります。ですから風邪が、一概に悪いとはいえません。
 風邪をひいている間は、毒素がかなり体外へ抜けますから、治まったときにはすっきりする筈です。そういう場合は、排毒のための風邪です。いわゆる、一般的にいわれているインフルエンザとは違います。
 今は排毒のための風邪のほうが流行っているのではないでしょうか。

Aさん それで口の周りに炎症が起きているのですか。

院長 そうです。毒素が動いて口唇ヘルペスといったかたちで出ているわけです。
 それから血液生態ですが、今、風邪のため毒素が体内をどんどん動き回り、肺と腸からいろいろな毒素が末梢血液空間にたくさん出ています。従って、この風邪は排毒のための現象―ということを、意味しているわけです。

Aさん 最近、食事のほうもちょっと氣を緩めてしまっているんですけど。

院長 よろしいのではないでしょうか。
 氣を張り続けるということはあまりよくないですね。緩めたり引き締めたりすることはいいことですよ(笑)。
 風邪やそのほかのトラブルは氣を緩めた結果である―ということに氣づくことができるわけですから。
 一部、処方を変更しましたので引き続き試されて下さい。

Aさん あと、お酒は飲んでもいいですか。お付き合いで宴会などがたまにあるのですが。

院長 今の状態ですとあまりたくさんは飲めないですが、少々なら大丈夫です。
 日本酒を飲まれるのですか。

Aさん はい、そうです。
 病氣になる前までは、毎晩、晩酌していましたからね。

院長 日本酒なら化学薬剤が入っていないもの―「森の小径」がいいですよ。

Aさん それはどこにあるのですか。

院長 奈良の酒屋さんです。そこから送ってもらうしかありません。

Aさん 「沢の鶴」のことですか。

院長 違います。澤田酒造のお酒で、薬が入っていないお酒です。

Aさん 薬とは防腐剤のことですか。

院長 そうです。そのほか酸化防止剤、殺菌剤などが通常の日本酒には入っているのです。
 酵母菌や乳酸菌が生きているわけですから、瓶が破裂します。従って、それを防ぐために必ず薬を入れるわけです。
 澤田酒造では、お酒を患者さんに薬として飲んでもらうので、余計なものを一切入れないで欲しい―という約束で造ってもらっているのです。
 ですから、「森の小径」という銘柄は、患者さんのためのお酒なので大丈夫です。
 昔は一合瓶だけで、酸化しないように一晩で飲み切れるようになっていたのですが、今は二合瓶が出ているそうです。従って、次の日までは飲めるということですね。

Aさん そうですか。取り寄せしようと思ったんですけど、間に合いませんね。お彼岸に皆さんで集まりがあるので、そのときまでに用意しようと考えていましたから。

院長 このお酒は、今までに、時々抜き打ち検査をしてきましたけど一回も違反がなかったですね。完璧に約束が守られていました。
 夏場、私も冷酒として飲みますが、本当にうまいですね(笑)。「さすがだなぁ」と思います。
 酒の瓶を隠してお客さんに出すと、これは何というワインですかと聞かれますね。ほぼワインみたいなものですけど、ワインにしてはちょっと違うかなぁ―という感じですね。

Aさん 今度、試してみます。

院長 ぜひ試されて下さい。うまさも格別で、化薬無用品です。やはり、薬が体に対してダメージを与えますから。

Aさん 本当におかげさまで調子が良くなりました。ありがとうございます。

インタビュー

肉腫が消えた

――食事療法を始めてから1年ちょっとで胃にあった肉腫が消えてしまったそうですが。

Aさん 4cmぐらいの腫瘍があったんですが、消えましたね。
 近くのかかりつけ病院で手に負えないといわれ、大きい大学病院のほうに行くことになりました。そこで、即、手術をしないと手遅れになると告げられ、どうするべきか迷いました。
 たまたま娘が森下先生のことを知っていて、「手術をしても再発は免れないよ」と娘からいわれ、不安もありましたが手術をしないでこちらの食事療法で治すことを考え始めました。

――食事療法による好転反応らしきものはありましたか。

Aさん 昨年11月に腹部に激痛があったので、近くの病院にとりあえず行って診断してもらったところ、お腹にガスが溜まっていたとのことでした。
 そこで、その病院のエコーやバリウムなどの胃の透視検査で肉腫が消えていることが分かりました。
 信じられなかったですね。

――そうでしたか。でも、その腸閉塞のような症状は、からだに溜まっていた毒素が体外へ出るために起きた一過性の現象だったのかもしれませんね。
 食事療法は最初が肝心で、その最初の1年間、徹底して実践されたことが、良い結果をもたらしたわけですね。

Aさん はい、そうですね。
 1日2食で、玄米菜食を本当に徹底しましたね。動物性食品は、しらすと小あじぐらいをたまに摂る程度でした。
 そして、家には畑がありますので、自分で作ってできるだけ無農薬野菜を食べるようにしました。
 食事療法を始めてから体重がいっきに落ちて、最近はまた少し増えました。

――そうですよね。最初は顕著に体重が落ちますよね。そのことはごく自然なことで、それだけ食事療法をきっちりとされていた証拠ですよ。
 また、体重が減ってから同じ食べものを同じ量だけ召し上がられていたとしても、今度は徐々に体重が増え、ある程度のところで落ち着きます。そこが理想体重である―と森下院長はいわれています。
 食事療法を始めてから数ヶ月後、自覚症状はいかがでしたか。

Aさん だんだん良くなってきました。
 とにかく体調が良くて、だるいとか食欲がないとかというような症状が一切なくなったんですよ。
 不思議でしたね。

――玄米菜食は胃腸を強くしますからね。
 食事療法のほかに意識されていた療法はございますか。

Aさん 食事療法と併せて、森下先生もおっしゃっていましたが、秋田にある玉川温泉の岩盤浴にも療養で行っていました。
 半月くらいの期間を自炊の部で行い、それを年に3回しました。なにしろ混んでいて、予約がなかなかとれませんでしたね。
 あとは、枇杷葉温灸が良かったと思います。
 温灸は週3回くらいで、1回にかける時間は1時間くらいですかね。
 ほかに、ウォーキングを1日30分は心がけています。これから暖かくなってきますので1時間は歩こうと思っています。

――そのように、天然の療法や体を動かしたりしていることもかなり病氣治しに貢献していますよね。

血圧も正常に

――どういう経緯でこの病氣に氣づかれたのですか。やはり胃に激痛があったりもしたのですか。

Aさん 毎朝、仕事上、境内の掃除をすることになっていたのですが、ある日突然、氣持ちが悪くなってそのままその場に倒れてしまいました。氣を失って病院に運ばれ、脳の精密検査では異常がまったくなかったのです。
 そして、胃の検査をしたら「家族のかたはすぐ来るように」という次第になりました。

――結局、自分史の間違いに氣づかせるために、大自然が病氣というかたちでサインを送って下さっているわけですよね。
 そういう意味で、病氣とは本当に有難いものです。問題は、その病氣に対しての対応だと思います。
 化学薬剤が主流の世の中で、食事療法を選択されることに迷いはありませんでしたか。

Aさん 手術しないと手遅れといわれたので、いきなり食事療法からというのは正直いって不安で、手術をしてから食事療法をしてもいいのではないかと迷いはしましたが、娘の説得もあり手術を拒否することにしました。
 また、こちらに伺うまで何日か期間があったので、森下先生の本を読んでいましたが、やはり動揺していました。
 でも、診察で森下先生にお会いして、その人柄で今までの不安がいっきにとれて、安心することができました。

――決断されたとおり、なるべく手術をしないで治すことが賢明ですよ。手術も結局は対症療法ですから。
 手術をしないで肉腫が消えた――ということは、浄血で体質が改善されたということになりますよね。

Aさん 病氣になるまでは、肉食で、薬もたくさん飲んでいました。
 毎日、降圧剤も含め4種類の薬を20年間飲んでいましたね。
 血圧はかなり高かったのですが、食事療法を始めてから正常になりました。玄米の力はすごいと思いました。

――肉食も良くなかったですけど、それよりも薬が発病の原因だったかもしれませんね。

Aさん そうですね。森下院長はそうおっしゃっていました。
 今は薬も飲まないし、食事に関しても肉類を食べたいという氣持ちが全然ありませんね。その代わり魚はちょっと食べたいということはありますけど(笑)。
 これからも、基本的には玄米菜食でやっていこうと思っています。

――本日はありがとうございました。