脳梗塞

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病院は治療をしていない―一口400回の咀嚼で快方へ―

患者さんの体験談

 今回お伺いしたAさん(54歳・東京都在住)は、平成13年までは精白食品および肉類が主だった食事内容で、併せて降圧剤を7年間も服用され続けてきました。
 体調不良の日々が続く―ということで、同年に体質改善の目的で当会員になられましたが、化学薬剤は止められたものの、「食」の内容を切り替えられることができず、毎日、外食の生活を送られることになります。
 身体がついに限界に達し、平成17年に脳梗塞を発症。
 大病になられて、ようやく「食」の重要性に氣づかされ、食事療法で順調に回復されつつありましたが、長年の肉食生活であったせいか、肉類を一時的に欲するような現象が幾度となく襲いかかり、肉食の都度、体調を崩されてきました。
 それでも原則は、一口400回の咀嚼による基本食即ち玄米菜食に徹してこられました。やがて、その効果が実を結んで徐々に快方へと向かい、現在では1日2回の食事をおいしく頂けるようにまでなられたそうです。
 病院の薬物療法では脳梗塞は絶対に治らない―と現実を理解されているAさんは、「食事療法で全快して、普通に働けるようにします」と、おっしゃられており、人生を一からやり直す氣持ちが伝わってきました。

院長の所見

診療(2008年9月24日)
■ 内臓機能検査
血液の循環の状態、肺の働きが少し鈍い。自律神経の働きが不安定。神経的に胃腸の働きも変化しやすい。胃の働きが落ちている。大腸の一部に少し負担がかかっている。腹部臓器、肝臓、腎臓の働きも多少低迷している。
■ 血液の数値
尿素窒素、つまり腎臓の数値が下がってきました。このことは、腎臓の働きがしっかりしてきていることを示しており、大変良いことです。
 中性脂肪もだんだん下がってきており、これからもう少し下がってくるでしょう。それからGOT、GPTなど肝臓の数値も下がってきて正常化しつつあります。
■ 毛髪氣能検査、血液生態
毛髪氣能検査では、自律神経系がマイナスです。従って本来は消化管全体もマイナスになるはずなのですが、Aさんの場合は低い数値ですけど、すべてプラスになっています。今まではマイナスであったのですが、プラスに変わってきました。それだけ胃腸の働きがしっかりしてきた―ということなのです。
 穀類ですが、玄米、丸麦、鳩麦、粟、稗、黒豆、小豆、大豆、蕎麦は全部合っています。玄米以外に稗と黒豆がとくにご本人の体質好みの穀物です。
 血液生態写真には、肺からの公害毒素が出てきています。食品添加物らしき化学薬剤も出ています。薬はもちろん飲んでいないですよね。

Aさん ええ、飲んでいないです。
 その写真に写っているものは、もしかしたら農薬ですか。

院長 これは、農薬ではないですねぇ。しかし、この緑色のものは何であるのか―調べてみる必要がありますね。

Aさん いま食べている野菜は有機農法のものではないですけど、無農薬という表示はしてありますね。

院長 いや、いまは新聞などで報道されているように当てにならないですよ。食品は本当にものすごく危険な状態になってきていますから、商品のレッテルや看板をあまり信用なさらないほうがいいですよ。

Aさん ええ、そうですね。
 僕ら消費者には、裏で何をされているかまったく分からないですよ。

院長 その通りです。
 この緑色の食品添加物らしきものに関して、調べる必要があるものとして、副食で召しあがられているひじきが考えられますね。
 ひじきの一部を煮出してみて、煮汁のほうに色素が移っていないかどうかを調べてみるといいですよ。煮汁を水で薄めて、濾紙あるいは障子紙で濾してみて、このような色合いの色素が出てこないかどうかですよ。
 ひじきのようなものにこのような緑色の色素を添加すると、ひじきがさらに真っ黒に見える―ということも考えられますね。
 従って、合成色素を用いて素材の色をごまかす―ということがないとは言い切れないです。

Aさん なるほど、一般の市販品は恐いですね。
 分かりました、煮汁のほうを調べればいいんですね。

院長 はい、そうです。とにかく、一般市販の食品には疑ってかからないといけません。そのぐらいの感覚で、きちんとやられないと本当に恐いです。
 いま、国の行政が完全に眠っていますからね。場合によっては、食品公害の拡大を政治が誘導していることも考えられます。
 ですから、厚生労働省や農林水産省や保健所などのおカミが我々の健康を守ってくれている―と思っていたら大間違いですよ。

Aさん いや、そんなことは思っていないですよ(笑)。本当に住みづらい世の中になりましたよね。

院長 本当にとんでもない話ですよ。
 彼らが考えていることは、自分の財布を守ることだけですよ。そんな人たちに命を預けたって、命がいくつあっても足りないですよ(笑)。
 Aさんの場合、きちんと食事療法をされているので、着実に良い方向に向かってきていますよね。

Aさん ええ、食事も大変おいしく思うようになりました。

院長 それは、とても良いことです。ひとつ続けて試されてみて下さい。

Aさん どうもありがとうございました。

インタビュー

大病になって氣づく

――脳梗塞でこちらにいらっしゃっていますが、いつごろ発症されたのですか。

Aさん 脳梗塞と診断されたのは、3年前ごろですね。
 こちらの会員になったのは2001年の5月ごろで、病氣になりそうな感じがしていたので体質改善が目的でした。

――ということは、食事療法をされている途中の過程で発症されたのですか。

Aさん いいえ、会員になったものの、ほとんど食事療法はしないで、白米や肉を食べるなど普通食を食べていました。
 最初のうちは、少しはきちんとやっていたんですけど、途中でやっぱり挫折してしまいまして。

――途中で脱線しないで、食事療法で体質改善を図られていたのなら、このような病氣にもならなくてすんだ―ということですか。

Aさん そうですね。当初は病氣ということではなかったので、食事療法に対して真剣味に欠けていたんでしょうね。
 やっぱり、肉食が原因で脳梗塞になったのだと思います。だから、食事療法を徹底し始めたのは、ここ2年前ぐらいからですよ。

――確かに肉食は明らかな原因ですけど、降圧剤を7年間も服用されていたこととも関係がありそうですね。

Aさん ええ、結局、動脈硬化みたいなことになったわけですから。
 とにかく1~2年間でこういう状態になったわけではないので、生まれてから約50年間の生活が間違っていた―ということですよね。
 肉をよく食べましたし、薬も風邪などをひいたらすぐ飲むという感じでしたからね。

一口400回の咀嚼で

――大病になられて、今度こそ食事療法を徹底しよう―と決意されたと思いますが、どの点に氣をつけられましたか。

Aさん 食事は、一口400回は噛みますね。1日2食で、玄米ごはんの量は1日200gぐらいですかね。おかずはひじきです。
 最近ごはんがおいしくて、300gと量が増えてきましたね(笑)。

――ご自身で作られるのですか。なかなか大変だと思いますが。

Aさん そうですね。基本的には自分でやっています。

――現在はないと思いますが、1年前ぐらいは徹底した食事療法の期間中のときでも、ごくたまに肉を召しあがられていたそうですが。

Aさん はい、たまに食べていましたね。院長は、体質が変わるときに一時的にそういった現象が起きる場合もある、と言っていました。
 要するに、玄米の栄養素が完全に摂り込まれるような身体になってくれれば、肉を欲するようなこともなくなると思うんですよね。
 ですから、いまはあまり肉類を食べたいと思わないです。

――なるほど。
 そう言えば、以前よりも足腰がしっかりされてきているような氣がしますけど。

Aさん ええ、秋ごろになれば歩きづらい自覚症状もなくなってくる、と院長も言っていましたから。
 すこしずつ身体が軽くなってきているように思います。

――昼間はリハビリも兼ねて身体を動かされているのですか。

Aさん ウォーキングを1日1万歩くらいですかね。人より歩幅がせまいので、距離にしたら5kmぐらいですけど。

病院は治療をしていない

――一般的には、脳梗塞になったら普通の病院で治療を受けて、その後リハビリなどに取り組まれる―ということになりますが。

Aさん 病院に行っていたら、死んでいたと思います。生きられたとしても、3年ぐらいだったでしょう。
 結局、病院は治療をしているわけではないですから、良くなるわけがないじゃないですか。だって、実際に良くなった例なんて、みたこともないし、話ですら聞いたことがないですよ。
 普通の医者が書いたリハビリの本のなかでも、「半年やってだめだったらあきらめてください」、とはっきり書いてあるんです。「あきらめて、身体に見合った生活や仕事をしてください」と。
 だから、最初から治す氣も知もないんですよ。
 ほとんどの脳梗塞の患者さんたちは、その現実を知っていますよ。

――Aさんは本でこちらの食事療法をお知りになられたわけですが、ほかの方々は病院の治療以外に方法はないと思われている―ということですよね。

Aさん ほかの患者さんが食事療法を知っているかどうか分かりませんが、とにかく「食」を変えるということは大変なことなんですよね。
 要するに、いままでの自分の生活様式を変えないで治そうと考えていますね。そんなことあり得ないですけど。まあ、いまの常識的な考え方なんでしょう。
 本当に病院の化学薬剤で治るんでしたら、病院の門前には列ができているはずですよ。
 私の場合も、食事療法をすることに親もふくめ周りの人々は賛成しませんでした。結局、周りの人にいろいろ言われても関係ない、というぐらいの氣持ちにならないと、食事療法はできないですよ。

――そうですよね。確信をもたないとなかなかできないですよ。

Aさん 院長のお話で、「以前に、こちらに通われていた脳梗塞の患者さんで、普通の病院にもどったらあっという間に亡くなられた」と言っていました。僕は納得できましたね。
 食事で治る―これしか方法はないと思いました。たぶん、普通の人は信じないでしょう。
 今は障害者手帳を持っていますけど、私はこの方法で健康な状態にもどって、普通に働くつもりです。一生、手帳に頼っているようではだめですよ(笑)。人生はまだまだこれからですからね。

――前向きな姿勢で素晴らしいです。

 身体が不自由にもかかわらず、「燦々会」にも出席されるなど、以前から森下自然医学に対して前向きに取り組まれているような印象を受けていたのですけど。

Aさん もちろん、そうですよ。
 食事の内容も、全快しても基本的にはこのままでいこうと思います。普通食にして、また脳梗塞になったら意味がないですから(笑)。

――本日はどうもありがとうございました。